18位で降格圏内に沈むベガルタJ1仙台が逆襲を開始する。今日3日はホームで7位ヴィッセル神戸と対戦。今季初勝利を飾り、浮上のきっかけをつかむ。手倉森誠監督(53)は今月のテーマを「反撃の4月です」と言う。3月の公式戦6試合は全敗。その期間のリーグ戦4試合は2戦連続5失点を含む計15失点と守備が崩壊し、攻撃陣も計3得点と沈黙した。ホームでは昨季から未勝利が続いているが、この試合で悪い流れに終止符を打つ。

指揮官は「勝負の世界にいる男として、こうも負けてばかりいられない。3月に苦しんだ分、4月は花見のように安心して見られるサッカーをしたい」。3月31日には仙台管区気象台が1953年の観測以来史上最速で桜の満開を発表した。リーグ戦での巻き返しへ「満開まではいかないけど、8分咲きぐらいまでは取り戻したい」。まずは1勝を挙げ、波に乗っていく。