モンテディオ山形は0-2で現在首位のアルビレックス新潟に完封負けし、ホーム3連敗を喫した。

後半11分、自陣でボールを奪われて先制され、続く32分には右FKからゴール前のクリアミスでオウンゴールを献上した。得点源のブラジル人FWヴィニシウス・アラウージョ(28)を体調不良で欠く中、チームは3戦連続無得点。今季ホーム初勝利を逃した石丸清隆監督(47)は「責任を感じる。申し訳ない」と肩を落とした。

前半は互いにボールを奪い合う互角の戦いを演じた。波状攻撃で何度も相手ゴールを脅かしたが、手堅い守備に阻まれた。前半終了間際、左FKをMF加藤大樹(28)が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドに泣いた。後半も相手を2本上回るシュート6本を放ったが、ゴールには届かなかった。石丸監督は「(相手の)強度に対して決断が遅く、ゴール前に1歩早く入っていくタイミングも遅く、パワーも足りない」と課題を掲げた。

ここまで通算1勝3分け3敗の勝ち点6で、2引き分けを含めて5戦連続白星なし。次節(17日)は敵地で、今季J2に昇格した秋田と戦う。DF野田裕喜(23)は「(ここまで)ホーム全敗でサポーターも悔しい思いをしていると思う。120%のパワーを出して一緒に戦っていきたい」と巻き返しを誓った。【佐々木雄高】