昨年度の全国高校サッカー選手権に初出場した奈良県立山辺高校(奈良市)の部員が、大会後の今年2月に飲酒と喫煙をしていた疑いがあることが16日、分かった。

同部は20年夏に寮の一室で部員10人が飲酒。当該部員は特別指導を受け、全国高校選手権にも出場していた。同選手権は初戦で関東第一(東京B)に0-4で敗れていた。

関係者によると、今年2月11日に同校部員5人が寮の外で飲酒や喫煙をしていたといい、前回の飲酒発覚時に特別指導を受けた生徒も含まれているという。

学校側は3月中旬に関係各所へ報告。関係者は「『大変な社会現象を起こした』という思いもないのか…」と落胆した。