上位争いに加わるために負けられない前節5位のセレッソ大阪は、18日に本拠ヤンマーに、現在3連勝中の同10位浦和レッズを迎え入れる。チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出たこともあり、最近3戦未勝利で通算5勝2分け4敗と失速気味だ。

レビークルピ監督(68)は17日、オンラインで取材に応じて「先発を変更するのはサッカーでは(日常的に)起きることだが、自分の考えは同じメンバーの方が、チームのベースを積み上げていけると思う」と、あくまで固定メンバーで戦う意思を示した。

開幕から基本的に、メンバー変更は最低限にとどめる傾向がある指揮官。日本代表に入ったMF坂元達裕(24)の故障後も、MF西川潤(19)が代役を続けている。最近ではFW中島元彦(21)や加藤陸次樹(むつき、23)といった生きのいいアタッカーも台頭しているが、先発では起用していない。

一方でオーストラリア人のFWアダム・タガート(27)や、ブラジル人のDFチアゴ(30)ら入国後の自主隔離期間を経て、近く加わる新助っ人もいる。故障者の復帰もありそうだ。レビークルピ監督は「新しい選手も入ってくるので、チームのレベルアップを楽しみにしている」とコメント。世界的名将の今後の采配が注目される。【横田和幸】