浦和レッズは23日、定時株主総会で20年度の事業報告を行い、6億1200万円の赤字計上を発表した。

赤字は10年度(2億6000万円)以来、10年ぶり2度目。新型コロナウイルスの影響を大きく受けた。営業収入は過去最高の約82億1200万円の19年度から24億4700万円減の57億7100万円。入場料収入は前年度から18億7700万円減の4億2300万円。ただ、当初の10億円以上の赤字計上、またクラブライセンスに関わる債務超過は免れた。

オンラインで会見に臨んだ立花洋一社長は「クラウドファンディングやシーズンチケットの寄付と協力をいただいた。パートナー企業の方々のご支援もあり、結果として、10数億円の赤字になっておかしくない状況をここまで挽回できた」と話した。