大分トリニータが清水エスパルスを破り、今季ホーム初勝利を飾った。前半38分、MF下田北斗(29)のCKから、MF町田也真人(31)が押し込み先制点を獲得した。後半は清水のペースで試合が進んだが、集中力を切らすことなく連係をとり、ほしかった勝ち点3をつかみ取った。

町田は試合後「長い90分だった。ゴールに関してはマークがなかったので、こぼれ球を狙っていた。ホームで勝てたことは自信になる」。一方では「後半、自分たちがボールを持つ時間が少なかった。ここから連勝していくには修正をしていきたい」と悔しさものぞかせた。

連敗は7でストップ。勝利に貢献した町田は「ポジショニングを常に意識した。どの位置にいたら相手が嫌がるか徹底した。監督と選手がコミュニケーションをとってつながった勝利」と言い、チームの結束力だと強調した。

片野坂知宏監督(50)も「試合に勝てず、チーム関係者に悔しさがあった。厳しい予想がされる中で、よく先制点をとり勝ちきってくれた」と選手をたたえた。【三宅ひとみ】