島田工は2-0で榛原を下し、2大会ぶりの県大会出場を決めた。0-0で迎えた後半38分、左CKのチャンスから均衡を破った。DF浅野隆永主将(3年)のキックにDF尾針幹基(3年)が反応。体ごと飛び込み、背中で合わせてネットを揺らした。「取って流れを変えたかった」と今大会初ゴールでリードを奪うと、同40分にはFW石間力斗(2年)がダメ押しの2点目。セットプレーからの1発が勝利を引き寄せた。

予期せぬアクシデントを乗り越えた。今年3月、練習試合に向かう高速道路で部員が乗車していたバスが炎上。部員にけが人はいなかったものの、用具の一部が焼失した。浅野は「多くの人が励ましてくれて、OBの方も用具をそろえてくれた。いろんな人の支えでここまでこられた」と感謝した。チームの目標は県ベスト16以上。尾針も「一丸で戦って目標を達成したい」と力を込めた。【神谷亮磨】