J1清水エスパルスの日本代表GK権田修一(32)が、自身の経験を育成年代の選手たちへ伝えた。クラブは10日、オンラインで「S-PULSE GK MEETING」を開催。クラブ下部組織の選手や、静岡県内のGKコーチらが参加した。

今回の企画は、国内外でのプレー経験が豊富な権田から、さまざまな学びを得るために実施。約1時間にわたる質疑応答の時間が設けられた。プレーの技術面からプロ入り前の生活まで、幅広い内容の質問が向けられ、権田は1つ1つ丁寧に答えていった。

最後にコメントを求められた権田は、失点後のGKの振る舞いについて語った。「失点直後は最も苦しい時間。でも、基本的にGKは交代できない。失点しても勝利のため、下を向かずにプレーすることをエスパルスのGKのテーマにしてほしい。気持ちの強い、絶対にあきらめないGKであってほしい」と訴えた。参加者は、日本代表守護神の言葉に真剣に耳を傾けた。