J1清水エスパルスが、勝利で9年ぶりの1次リーグ突破を果たす。

19日のルヴァン杯D組最終節のアウェー横浜F・マリノス戦(ニッパツ、午後7時)に向け、18日は静岡市内で最終調整。練習後のオンライン取材にロティーナ監督(63)とDF福森直也(28)が応じた。

引き分け以上ならば、自力での1次リーグ突破が決まる。それでも指揮官は勝利を目指す姿勢を崩さなかった。「初めから引き分け狙いではいけない。横浜は強力な相手なので、立ち上がりから集中力を保った戦いが必要になる」と目を光らせた。

勝てば既に突破を決めている横浜と勝ち点「11」で並ぶ。4月のホーム横浜戦は0-0の引き分け。勝ち点で並んだ場合は、当該チーム同士の対戦結果で順位が決まるため、首位通過となる。前節のベガルタ仙台戦(4○1)で同点ゴールを決めた福森も「引き分けでOKと考えている選手は誰もいない。タイトルを目指す以上、1位通過する覚悟を持って戦う」と強調した。

準優勝した2012年以来となる、1次リーグ突破を一丸となってつかみ取る。【古地真隆】