J2ジュビロ磐田のMF山田大記(32)が25日、7戦ぶりのゴールに意欲を示した。

29日の次節ホームのツエーゲン金沢戦(午後4時、ヤマハ)に備え、磐田市内で調整。約1時間の軽めのメニューで汗を流すと「最近取れていない。そろそろ欲しいと思っている」と、今季6点目に照準を合わせた。

敵将は、プロ1年目にジュビロ磐田で指導を受けた柳下正明監督(61)。山田は「1年目で至らない部分がたくさんあった自分を我慢して起用してくれた。1年という短い期間だったけど、自分にとってはめちゃくちゃ恩師」と、感謝の思いを口にする。昨季の金沢戦では、2戦2得点を記録。今季初対戦でも、3戦連続の恩返し弾を狙う。

チームは、前節アウェー東京ヴェルディ戦に2-0で勝利。今季3度目の連勝で、J1昇格圏(上位2チーム)との勝ち点差を4に縮めた。それでも「目の前の試合で勝ち点3を取るために、やるべきことがある。そこに集中すること以外にはない」と山田。自らの一撃で3連勝を呼び込む。【前田和哉】