J1清水エスパルスが、約3週間ぶりのリーグ戦に臨む。22日は静岡市内で最終調整。23日のアウェー・ベガルタ仙台戦(ユアスタ、午後7時)に備えた。

中断期間中は2つのシステムの成熟に努めてきた。今季チームは3バックと4バックを併用。ロティーナ監督(64)は「攻撃の組み立てや守備の方法を確認してきた。両方のシステムの落とし込みに時間を割くことができた」と充実の表情を浮かべた。16日のJ3アスルクラロ沼津との練習試合は、4-0で快勝。好調ぶりをうかがわせた。最終ラインで先発濃厚なDF立田悠悟(23)は「相手に合わせて柔軟に対応できるのは強み」と自信を深めている。

リーグ暫定15位の清水と、同16位の仙台は、共に勝ち点15で並ぶ。「上に行くために重要な試合。主導権を握って無失点に抑え、勝ちに執着する姿勢を見せる」と立田。21日には23回目の誕生日を迎えたばかり。“23歳初戦”を勝利で飾り、上位浮上の足掛かりにする。【古地真隆】