柏レイソルは、数的有利を生かせず、10人の横浜F・マリノスに敗れた。横浜は前半35分、MFマルコス・ジュニオールが柏MF神谷の左足首にアフタータックルし、VAR判定で1発退場に。神谷はその後、一時はプレーを続けたが、前半終了間際に交代した。

開始から3バックで臨んだ柏だが、数的有利にもかかわらず、横浜にボールを保持される時間が続いた。後半31分に失点し、4分後にはGKキム・スンギュがトラップを狙われ痛い追加点を奪われた。後半44分に、FW細谷のJ1初ゴールで1点を返したが追いつくことは出来なかった。

ネルシーニョ監督は「数的有利の中でも、なかなか有効な決定機を得点に結びつけることが出来ずに敗戦した」と総括した。指揮官は、神谷の負傷退場が予想外だったことを強調。「今日のゲームは彼(神谷)が良かった。いい守備から攻撃の形をつくり、起点となっていた。彼の交代は痛手。ドッジが入ったが、神谷ほどの生産性の高いプレーは出来ていなかった。神谷を変えないといけないことが痛手だった」と振り返った。

MFヒシャルジソンは「相手が1人少なくなった時点で、パスがつながるようになって、支配できたことはあったが、ラストパスがうまくいかなかった。結果を受け止めながらも、頭を下げず、この試合を忘れるぐらい次の試合にいい準備をしてまた、軌道に乗れるように頑張っていきたい」と前を向いた。