ドイツ2部ブレーメンからヴィッセル神戸に移籍した日本代表FW大迫勇也(31)が23日午前、神戸市でチーム練習に初合流した。

本人はクラブを通じて「久しぶりに大人数でトレーニングできて楽しかった。暑さもあり、そこは徐々に慣れていくと思いますし、コンディションも近いうちに試合もできるようになると思う。レベル高い選手が中盤にいるってことは、ボールも出てくるし、また自分自身も成長できると思うのでゴールを取れるようにしたい。神戸のために全てをささげたいし、自分が持っているものを出して勝利で試合を終えられるように、全力を出して頑張るしかないので、サポーターの皆さまも応援よろしくお願いします」とコメントした。

前日22日の新加入会見にはオンラインで参加し「僕はただ、神戸でタイトルを取りたい思いだけで移籍を決めた。全力を尽くし、成し遂げたい」。こうあいさつした大迫は、帰国後の自主隔離期間を経て、無事にこの日から初練習。クラブの公式ツイッターでは、仲間にあいさつし、元日本代表MF山口らとウオーミングアップする姿もあった。

同時加入の元日本代表FW武藤嘉紀(29)は19日に初合流し、21日の鹿島アントラーズ戦でデビュー済み。元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(30)はまだ合流できていない。

神戸は今後、25日にアウェーで大分トリニータ戦、28日にホームでFC東京戦がある。大迫は急ピッチで調整するとみられるが、この2試合を終えれば、9月2日にはワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦となるオマーン戦(パナスタ)が控えている。