浦和レッズに頼もしい男が戻ってきた。DF酒井宏樹が、スタメンに復帰。早速、見せ場をつくった。前半3分。左CKからの折り返しに、ダイレクトでボレーシュート。惜しくもクロスバーに弾かれたが、スタンドからはどよめきの声が上がった。後半29分には、守備でも見せた。ペナルティーエリア手前中央で、相手にDFラインを抜けだされたが、抜群のカバリングでピンチを脱した。

完全復活を印象づけた。日本代表に選出されていた酒井は2日に行われた22年カタールW杯のアジア最終予選の初戦・オマーン戦(パナスタ)にフル出場後、代表から離脱。フランス1部・マルセイユでフルシーズンを戦い、休む間もなく東京五輪に参加したこともあり、オーバーワークを考慮された。4日間の休養後、7日の練習から復帰。ロドリゲス監督が「非常に状態は良い」と話していたように、いつもの「酒井宏樹」がピッチに戻ってきた。