湘南ベルマーレが試合終了間際に途中出場のFW大橋の劇的同点弾で、アビスパ福岡と引き分けた。9月1日に就任した山口智新監督の体制で、初めて勝ち点を手にした。試合後の山口監督の一問一答は以下の通り。

-試合総括

不運というか、体を張ってなので仕方ないがPKで取られてしまって。あとは、どう追い上げるかというところで選手は非常によくやってくれた。最後まで準備したこと、気持ちを最後につなげてくれた。勝ち点3を取りたかったが、みんなが勝ち点に対する執念を見せた。次につなげないといけない試合だった。

-攻撃のバリエーションが増えた。どういうアプローチなのか

サッカーをする、ゲームをやる中で勝ちたいとやっている。みんながゴールを目指した中での攻撃と守備の話をして。意識のところで練習で継続してやれているところが大きい。あとはちょっとしたクオリティーは継続してやること。あとは回数を増やす。そういう話はしている。ミスが起こったからどうこうでなく、トライ、前向きな意識を持たすところは練習からやっていることではあります。

-交代は難しかったか

迷いました。それぐらいみんなが躍動感を持って、しっかり役割をこなしながら、結果を出しながら。全体がつながったゲームだった。試合を決めた選手はいい準備をしてくれたからだと思いますし。ここの18人だけでなくメンバー外の選手も含めて前向きにやれていることが、ああいう形になったと思います。

-前節からスタメン4人入れ替えたのはコンディションか対策か?

コンディションではない。勝つためにいい準備をする中で、誰かが変わったからいいとかでなくて。今は全員が良くて、誰が出ても競争がある中で結果を出してくれているという形になって。なぜといわれたら、勝ちから逆算したところで、勝ちにいく姿勢と前回の反省を含めながらです。

-次に勝ち点3がとれる結びつく

勝ち点1で満足しているつもりはない。前節0だったところから、こじ開けられたのはすごく評価できること。意味のある勝ち点1だったと言えることが大事。その準備をしていくことが今、やるべきこと。次の試合に向けて、天皇杯がありますが、公式戦で勝利を目指しながら、次のフロンターレ戦へ向かいたい。

-決定機がいくつかあったが、ゴールに結びつかなかったのは課題。手応えと課題は

毎試合、やろうとしていることを出す姿勢はすごく高まっている。その中でミスがあったりすることは急には良くならない。回数を増やしたりやり続けることを求めている。そういう意味ではいい状態。それを結果につなげないと意味がないという話もしているので。もっと、点を取れるチーム、なおかつ守って勝てるチームにすることが大きな目標。そこは個人のせいでなく、いいも悪いも全員で共有しながらやっていきたい。

-平岡選手が今季2回目の先発。彼に求めたタスクと評価

練習中から求められていることを表現してくれる選手で若さもある。考えすぎずに求めたことをやってくれている、するべきことをやってくれと話をして。単純に練習が良かったので使ってみようかなと。試合でもパフォーマンスは良かった。