12日に開幕した国内初のサッカー女子プロ「WEリーグ」の第2節が20日、関東各所で行われ、前日のJ2平均観客数を100人以上上回るサポーターが観戦に訪れた。19日のJ2全4試合は平均3270人、20日のWEリーグ3試合は平均3380人(両日とも全会場晴れ)だった。

大宮のホーム初戦となった新潟戦には約3400人が詰めかけ、開幕戦でINAC神戸に0-5と大敗したチームを手拍子で後押しした。新潟に苦戦しつつも1-1で引き分け、壁の下を通すFKで同点弾を決めた大宮FW高橋美夕紀(27)は「すごく背中を押される気分で、一緒に戦っている感じだった。勝ちをプレゼントできなかったのが悔しいけど、心強いサポーターがたくさんいてうれしかった」と喜んだ。

12日の開幕戦ではINAC神戸-大宮に約4100人が訪れるなど、観客動員は順調なすべり出しを見せている。高橋が「勝ち点3という結果を出したかった。また来たいと思ってもらえるプレーをしなければと痛感した」と話したように、開幕の盛り上がりを維持できるかどうかが、今後の課題となりそうだ。