J2アルビレックス新潟のDF千葉和彦(36)が攻守の要としてチームを3連勝に導く。今日3日のアウェー・ツエーゲン金沢戦に向け、2日は聖籠町での最終調整。「(金沢は)カウンターとセットプレーが強いが、はね返す自信はある。守備からいい攻撃につなげる」とやる気をみなぎらせた。

J1名古屋から10年ぶりに新潟に復帰した今季はここまで29試合に出場。攻撃的なチームを4バックの中央で支える。Jリーグ公認データ「J STATS」によれば千葉のトラップやパス、クリアなどの1試合平均プレー数、自陣パス数はともにリーグ1位を記録。安定した守備に加え、パスの循環役も担っている。「縦パスは意識している。もっと増やしてチームの勝利に貢献したい」。

前節甲府戦(9月25日、1-0)はMFロメロの後半ロスタイム弾で劇的勝利。勝ち点57でJ1昇格圏の2位磐田を勝ち点9差で追う。リーグ戦は残り11試合。金沢は前節終了時21位と低迷しているが、上位をとらえるためにも「内容以上に勝負に徹したい」。狙うのは敵地での勝ち点3の奪取だ。【小林忠】