浦和レッズはホームで1-1でC大阪と引き分け。第2戦は10日に行われる。

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浦和が誇る「北欧神」が、期待に応えた。0-0の前半12分。DF山中が、左サイドへ持ち込むと、早いタイミングから、中央へアーリークロス。DFの間へ顔を出したFWユンカーは、利き足ではない右でゴール左へ先制点を突き刺した。襟足部分を刈り上げ、イケメン度合いがさらに増した「ユンカー様」。デンマークからやって来た点取り屋が、ルヴァン杯2試合連続の得点で、試合の主導権を握った。

たまっていたものをはき出すように、得点後は何度もうなずいた。25年ぶりとなるJ1デビューから4試合連続得点を決めたストライカー。決定力の高さを誇示していた一方で、コンディション面の不安から最近は控えに甘んじていた。リーグ戦ではここ4戦はサブに回るなど、飢えていた男が、ゴールネットを揺らした。ユン様の活躍で大盛り上がりの埼玉スタジアムだったが、試合は引き分けに終わった。