ジュビロ磐田は1-1で栃木SCと引き分けた。J2記録の7試合連続ゴールを狙ったFWルキアン(30)も不発。エースを封じられ、14位の相手に手痛いドローとなったが、アウェーで最低限の勝ち点1を積み上げた。この日は2位京都も引き分けたため、首位を守った。

攻め込みながらも、勝ちきれなかった。前半17分にセットプレーから失点した。2試合連続で先制点を献上。鈴木政一監督(66)は「同点、逆転を期待していたけれど、難しい試合になってしまった」。失点後はゴール前を固める相手の粘り強い守備に苦しんだが、同44分にDF大井健太郎(37)が頭で同点弾。主将の今季初ゴールで試合を振りだしに戻したが、反撃は1点止まりだった。

大井は「勝ち点3が取れなくて残念だった」と、負けたような表情だった。ただ、チームは最近11戦負けなし(7勝4分け)と、着実に勝ち点を増やしている。J1昇格枠2位以上を目指す中で、3位甲府との勝ち点「10」差をつけて、残り8試合を迎える。

次戦は19位に沈む愛媛が相手。先制点をアシストしたMF鈴木雄斗(27)は「チームとして慌てずに戦えている。負けていないことをポジティブにとらえて次につなげたい」と気持ちを切り替えた。