Jリーグは25日、2021シーズンのYBCルヴァンカップ「ニューヒーロー賞」が浦和レッズGK鈴木彩艶(19=ざいおん)に決定したと発表した。鈴木は同大会でグループステージ第1節から準決勝第2戦までの間、12試合中9試合にフル出場。チームの準決勝進出を後押しした活躍が評価された。GKの受賞は、01年の曽ケ端準(鹿島)以来、20シーズンぶり2人目。浦和の受賞選手は5人目となり、同クラブの受賞人数は歴代最多となる。

鈴木には賞金50万円、クリスタルオーナメント、ヤマザキビスケット社製品1年分が贈呈される。鈴木は「このたびは、ニューヒーロー賞を受賞でき、大変光栄に思います。この素晴らしい賞を受賞できたのも、チームメート、そして浦和レッズに関わるすべての方々のおかげだと思っています。チームとしては望んだ結果を得ることができませんでしたが、大会を通して、自分自身の成長につなげることができました。これからもチームの勝利に貢献できるよう、今年得た経験を大切にしながら日々のトレーニングからしっかりと努力していきたいと思います。また、今後はこの賞に恥じないようなプレーをしていきたいです。改めまして、コロナ禍にもかかわらず、たくさんのサポートをしてくれたファン・サポーター、大会関係者のみなさんに心から感謝いたします。近い将来、満員のスタジアムでプレーできることを楽しみにしています」とコメントした。

◆ニューヒーロー賞 96年に創設され、大会を通じて、最も活躍が顕著だった若手選手1人を表彰するもの。報道関係者の投票を元に、Jリーグチェアマンを含む選考委員会にて、1人を選出する。条件は当該シーズンの12月31日において満年齢21歳以下。第2種トップ可登録選手および、JFA、Jリーグ特別指定選手も対象。ただし、過去の受賞者は対象外となる。