横浜F・マリノスがFC東京を粉砕した。東京DF森重の退場もあり、FW前田のハットトリックを含む8ゴールで快勝した。

前田は欧州クラブから注目を集めていることが現地でも報じられているが、試合後、横浜のマスカット監督は「今日の彼の素晴らしいパフォーマンスが欧州で放送されないことを祈っています(笑い)」と本音をこぼした。監督の一問一答は以下の通り。

 

-試合を振り返って

マスカット監督 最高の試合ができた。ゴール数や勝利もそうだが、選手の姿勢、ピッチ上での表現で、すばらしいものを見せてくれた。たくさんの方がスタジアムに来てくれた中で、こういう内容を見せられたことはうれしい。

-前田を1トップで起用した狙いは

マスカット監督 中央での素早い突破もそうだが、他の選手のサポートでも、すばらしいものを見せてくれた。ゲームに対する姿勢を、彼だけじゃなくてチーム全体で表現してくれた。

-好パフォーマンスの要因は

マスカット監督 ここ何週間か、90分を通してマリノスのサッカーを続けるのが難しい試合が続いていた。シュート数はここ数試合と変わらない。いいサッカーをしても結果がついてこないこともある。今日は全員がメンタルを強く持って表現してくれた。ボールと人の動き方、パス交換の素早さやテンポでも見せてくれた。すばらしいサッカーをしてくれた。

-センターFWとしての前田の可能性と、マスカット監督が考える前田のベストポジションは

マスカット監督 ベストのプレーを見せてくれた。前(1トップ)に置いたのは、裏への抜け出しなどで中央への突破ができる選手であり、相手を苦しめることができると思ったから。彼だけの力じゃない。他の選手がいたから、彼が生きるパフォーマンスを見せてくれた。前線でマルチなプレーヤー。1トップでも、右でも左でも、柔軟性をもてる選手の1人。今日の彼の素晴らしいパフォーマンスが欧州で放送されないことを祈っています(笑い)。