今冬の全日本高校女子選手権にも出場する藤枝順心高は、なでしこ2部リーグのノルディーア北海道に3-0。FW斎藤花菜(18)の1得点1アシストなどで格上に快勝した。2回戦は来月4、5日に行われる。【前田和哉】

2年連続高校日本一の藤枝順心高が、その力を見せつけた。0-0の前半36分。こぼれ球を拾ったFW斎藤が、狙い澄ました右足シュートで先制のネットを揺らした。9月に左サイドからセンターFWへ転向したストライカーは、後半20分にも正確なクロスで3点目をお膳立て。3発快勝の原動力となり、「FW3人で点を取れてうれしかった」と笑顔で振り返った。

言葉通り、先発に抜てきされたFW正野(まさの)瑠菜(17)もゴールを記録するなど、この日は3トップがそろい踏み。全国3連覇を目指す来年1月の全日本高校選手権に向けても、収穫の多い試合となった。

来月5日の2回戦(宮城県・セイホクパーク石巻)では、コノミヤ・スペランツァ大阪高槻(なでしこ1部)-神奈川大の勝者(28日決定)と対する。山形県出身の正野は「家族も応援に来てくれる。成長した姿を見せたい」と、東北地方で迎える一戦に向けて力を込めた。