東福岡で雪の国立(97年度選手権)を制し、初めて高校3冠に導くなどした同校の志波芳則総監督(71)が、長崎総合科学大付の小嶺監督死去の知らせを受け7日、コメントした。

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この日午前8ごろ、電話連絡があったといい「ものすごく残念ですね。九州だけではなく、日本の高校のサッカー界をけん引された方。私にとっても、指導者の大先輩として、いつも小嶺先生の背中をずっと追いかけていましたから。そういう目標がなくなることはものすごくさみしく感じますね」と語った。

小嶺さんが、長崎総合科学大付の選手権出場に帯同していなかったことについては「入院されていることは指導者の中で話があがっていました。ちょっとでも何とかなるのであれば、つえをついてでも試合にはおいでになる方なんだけど。病院で入院されて、奥さんも看病されていた話も聞いていましたので、ずいぶんと状態が悪いのかなという気はしていました」と言い、しのんでいた。

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