J2千葉の公式ツイッターは12日、昨年12月のJリーグ合同トライアウトで負傷していたGK相沢ピーターコアミ(20)が退院し、体を動かせる状態に回復したと報告した。

ツイッターには相沢がランニングしたり、ボールをリフティングする姿が動画で公開された。相沢は「明けましておめでとうございます。ケガしてしまったんですけど無事、帰ってきました。みなさんからのメッセージとかも読ませていただきました。だいぶ回復したので、ここから頑張ります。ありがとうございました」とコメントした。

昨年12月9日に行われたJリーグのクラブを契約満了となった選手を対象にしたJPFA(日本プロサッカー選手会)主催のトライアウトに参加し、試合の中で相手FWと接触して負傷。病院に救急搬送され、「中心性脊髄損傷」の診断が出いていた。サッカー選手として今後が危惧されていたが、わずか1カ月で体が再び動かせるまでの驚異的な回復を遂げた。

相沢は東京都出身で、ガーナ人の父と日本人の母を持つ。193センチの長身で新潟・日本文理高から19年に千葉へ入団。トップで公式戦出場の経験はなく、昨季限りで契約満了となっていた。