今冬の全国高校選手権ベスト8に終わった静岡学園の新チームが、初の公式戦で圧勝した。

掛川工と対し、18-0。U-17日本代表候補のMF高橋隆大(りゅうた、2年)が3得点を挙げるなど、自慢の攻撃力が爆発した。シュート数でも43-1と異次元の強さを披露。背番号「10」をつけた高橋隆は、「初戦としては上出来だった」と声を弾ませた。

全国選手権では準々決勝で関東第一(東京)にPK戦の末、敗退。試合内容で圧倒しながらも、チャンスで決めきれなかった。この日、指揮を執った斉藤興龍(おきたつ)コーチは「確実に決めることで強いチームになっていく」。悔しい敗戦での課題を見つめ直し、新たなスタートを切った。キャプテンマークを巻いたDF行徳瑛(えい、2年)も「内容がよくても一瞬の隙で負けてしまう。今年は練習から突き詰めていきたい」と表情を引き締めた。【神谷亮磨】