鹿島アントラーズのDF関川郁万(21)が31日、宮崎キャンプ中にオンライン取材に応じ、背番号「5」の自覚を語った。

流通経大柏から鹿島に加入し、今季プロ4年目。昨季は終盤に定位置をつかみ13試合に出場した。背番号も昨季の「33」から自ら立候補し「5」をつける。高校時代から付けていた愛着のある番号に「鹿島の1ケタを背負えるのはものすごく光栄。その中で結果、責任感、覚悟はもっと持ってやってます」と話した。

今季はDF町田、犬飼が移籍。名古屋グランパスで昨季ルヴァン杯優勝に貢献したDFキム・ミンテが加入しているが、関川には、若き守備のリーダーとして飛躍の期待もかかる。「今年、センターバックが2人去ったので。その人たちの穴埋めではないが、もっと向上できたらと思います」と意欲を見せる。

今季就任したスイス人のバイラー監督はまだ入国ができていないが、バイラー監督が求めるサッカーを「前からアグレッシブにプレスを掛けて前に速い攻撃」と認識している。

現在は、OBの岩政大樹コーチの下、練習に励む。センターバック出身の岩政コーチからは「攻撃の面でセンターバックがされて嫌なこと」「守備の部分での予測、準備、連係」を教わっているという。関川は「連係面は今までそんなに教わってこなかった部分。また新しいことが学べている感じ」と手ごたえを口にした。【岩田千代巳】