天皇杯王者の浦和レッズが昨季J1を制した川崎フロンターレを破り、06年以来2度目の優勝を果たした。06年には同年のリーグ制覇を果たしており、“吉兆”の白星となった。

2得点をたたき出し勝利に貢献したFW江坂任(29)は、試合後のインタビューでサポーターに向かって「最高でーす!」と絶叫。最後は「タイトル取りましょう!」と締めて、リーグ制覇を誓った。

先制は前半7分。江坂がDF酒井の右クロスに軽快に右足で合わせ、ゴール左隅に突き刺した。その後は川崎に攻め込まれる時間が続いたが、人数をかけて守り抜いた。

試合はそのまま終盤戦へ。追加点はまたも江坂の左足から生まれた。後半36分、カウンターで抜け出した明本が中央の江坂にパスを出し、左足で強烈なシュートを放った。

前回出場した19年には川崎に1-0で敗れており、見事に雪辱。目標のリーグ優勝へ向けて幸先のいいスタートを飾った。