鹿島アントラーズのFW鈴木優磨(25)が17日、19日のガンバ大阪との開幕戦を前にオンライン取材に応じ、今季の2ケタ得点と開幕での勝ち点3を誓った。今季、ベルギー・シントトロイデンから2年半ぶりに鹿島に復帰。「2ケタは必ず。そこからは数字というより、いかにチームの順位を上げられるか」と今季の目標を掲げた。

開幕戦で戦うパナスタ(吹田スタジアム)は、16年2月28日の開幕戦で、当時19歳の鈴木が得点し「吹田スタジアムのJリーグ1号」の歴史を刻んだ思い出の地だ。「個人的にいえば吹田はすごく相性がいいと思っている。今季(鹿島が)やると周りに思わせるには勝利が必要。ここはなんとしてでも、必ず勝ち点3を持って帰られるように全員でハードワークしていければ」と話した。

ベルギーでは20-21シーズンで34試合17得点と結果を残し、海外でのステップアップの道もあったが鹿島への復帰を決めた。「鹿島でタイトルを取りたいという思いがずっとあったので。それがこのタイミングでした」。背番号は小笠原満男氏が背負った「40」。J2水戸とのプレシーズンマッチでは主将マークを巻き、カシマスタジアムのピッチに立った。小笠原の背中から学んだものと同様のプレスバックや激しい球際でチームを引っぱった。「戦う姿勢は常に見せていきたいと思っていた。そこは自分の良さでもある。引き続き出していきたい」。若返った鹿島を再び常勝軍団へ導くべく、鈴木の挑戦が始まった。