川崎フロンターレ鬼木達監督(47)が24日、オンライン取材に対応し、鹿島アントラーズが誇る強力2トップを警戒した。

中2日で迎える26日の鹿島戦(カシマ)。相手は中6日と、調整の差は否めない中で「コンディション的には、きついことは確か。でもそれを言い訳にせず、気持ちのところで上回ることにならないといけない」と引き締めた。

鹿島は19日のガンバ大阪との開幕戦(パナスタ)に3-1で勝利。FW上田が2得点、FW鈴木が1得点を挙げた。鬼木監督は「すごく素晴らしい選手たち。お互いを意識しながら、やっている。そういう意味で、人を生かす、そういう姿勢は見られる。なおかつ、得点を取っているということで、自信を持って挑んでくる。すごく難しい相手ということは変わりない。守ることは、チームで協力しないと簡単な作業ではない」と警戒心を強めた。

前日23日の横浜マリノス戦(日産)では、2-4で敗戦。約4年ぶりの逆転負け、約3年ぶりの4失点を喫した。先制試合の不敗も、88試合でストップ。王者として不名誉な数字を記録したが、リーグ3連覇を目指す上で、立ち止まってはいられない。「長いシーズンの中で、切り替え、切り替え、次が大事。そういう経験もしている。苦しい戦いの中でも、最後てっぺんに立っていればいい」と先を見据えた。