J2ベガルタ仙台は25日、仙台市内で約1時間の練習を行い、明日27日の水戸ホーリーホック戦(Ksスタ)の準備を整えた。原崎政人監督(47)は「(キャンプ中から)今までやってきたことは変える必要もない。もう1度みんなで整理して『自分たちのサッカーをしよう』と、この1週間は調整してきました」と話した。今日26日は非公開で最終調整を行い、今季初のアウェー戦となる敵地へ向かう。

前節20日のホーム開幕戦は新潟と0-0の引き分けに終わり、勝ち点1を手にした。守備の要でセンターバック(CB)を務めるDF平岡康裕(35)は「(失点)0で終えることができたのは良かった」と振り返る一方、「攻撃の部分では課題が多かった。今週は相手のウイークポイントを突くような練習ができたのかなと思います」と話した。この日はパスからシュートまでの連係を入念に確認。居残りでクリア練習を実施するなど、精力的に汗を流した。「(試合中に)1人1人がサボらずに、メリハリを持ちながらやっていくことが重要だと思います」と気持ちを引き締めた。

今季初白星と勝ち点「3」をつかみにいく。相手の水戸は開幕戦が中止になり、仙台との一戦が今季初の試合となる。平岡は「(水戸は)ホームで開幕できるモチベーションは高いと思うけど、ホームで少しでも硬くなっているところの出ばなをくじいて、勝ち点3を持ち帰りたい」と言葉に力を込めた。【佐藤究】