FC東京が今季初勝利を挙げた。敵地でセレッソ大阪を1-0で下した。前半23分にMF紺野和也(24)が先制点。FWアダイウトンの左サイドからのパスを受けて左足でゴール右隅を射抜き「自分が取ろうという気持ちだった」と胸を張った。後半16分にMF青木が2枚目の警告で退場してからは防戦一方となるも、新加入の元ポーランド代表GKスウォビィクが好セーブを連発した。

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期待のルーキーMF松木玖生も高い献身を見せた。初めてフル出場し、シュートこそなかったが、走行距離12・6キロ、スプリント数22回はともにチームトップ。紺野の先制点も自身が敵陣内でプレスをかけてボールを奪ったところからだった。アルベル監督は「(松木)玖生はチームに大きく貢献してくれた」と賛辞を惜しまなかった。

川崎Fとの開幕戦を2月18日に戦った後に新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、20日から26日まで活動を停止。この日に向けて、現在のメンバーがそろって練習できたのも1度だけだった。攻め込まれた終盤は疲労も色濃く出たが、意地で失点は許さず。スウォビィクは「さらにチームを強くしてくれる勝利」と語気を強めた。12日の次節はホーム初戦。再出発したアルベル東京が勢いをつけた。【岡崎悠利】

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