北海道コンサドーレ札幌の3年目、DF田中駿汰(24)がリーグ戦“無休”を宣言した。9日、キャンプ地熊本で約2時間体を動かした。開幕からリーグ戦全3試合に、GK菅野孝憲(37)高嶺朋樹(24)とともに先発フル出場している。「全部出るつもり。キャンプの疲れとか、しんどい中でやっていますけど楽しくやれている。コンディションはいい感じです」と、心身充実している。

2年目から出場機会が増えた。昨年2月27日ホーム横浜FC戦で初の開幕スタメン。4月11日鹿島戦(札幌ドーム)でシーズン初得点を挙げた。ケガによる1試合欠場をのぞき、出場37試合中先発フル出場36試合と走り続けた。「去年よりチームのことを考えることができている。前線にパスしてチームのリズムをつくるというところ、そこはミシャさん(ペトロビッチ監督)にも求められている。自分の長所を出していければ」と力強い。

チームは10日に熊本キャンプを打ち上げる。期間中札幌でのホーム開幕戦を戦うなど長距離移動もありハードだったが、ホテルの部屋に加湿器を常備するなどして体調管理を徹底した。次節12日、ホーム札幌ドームで首位横浜とぶつかる。リーグ戦3試合とも引き分けで白星がなく「次こそは勝ち点3をホームで取りたい」。90分間走り続けJ1通算100勝に貢献する。【山崎純一】