浦和レッズがMFダビド・モーベルグ(27)のデビュー戦ゴールを含む4得点で、ジュビロ磐田に快勝した。今季チーム最多得点で6日鳥栖戦以来の2勝目。

リカルド・ロドリゲス監督(47)は「いい試合が出来たと思う。チームのパフォーマンス、勝ち点3を取れたこと、非常にうれしく思います」と喜んだ。

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前半だけで3得点。前半8分のDF犬飼の先制ゴールの直後、同11分にFWユンカーが軽快なトラップから右足で2点目。2-1の同37分にはPKをDFショルツが決めて再びリードを広げた。

今季初スタメンで期待に応えたユンカーに「彼はゴールを取る力、今日の試合でもさらに取る力があるというのを、証明してくれたと思う。そしてチームに大きく勝利を引き寄せるサポートをしてくれた」とたたえた。

新加入のモーベルグは3-1の後半開始から途中出場。デビュー直後の後半3分に、敵陣右をドリブルで一気に駆け上がり、最後はペナルティーエリア内でDF3人に囲まれながら、軽快なステップでかわして初ゴールを決めた。

開幕前のコロナ禍やケガ人の影響で、適材適所のポジションに選手を置くことができなかった。内容に結果がついてこない試合も続き、なかなか波に乗りきれずにいた。「今回の勝利でチームは大きな自信を得た。今後もチーム一丸となって連勝して、1個1個積み上げて行ければと思う」。新助っ人の加入に、ケガ人も続々復帰。少しスタートは出遅れたが、まだまだここからリーグ優勝を狙いに行く。【磯綾乃】