Jリーグは22日、日本野球機構(NPB)との新型コロナ対策連絡会議を行い、新チェアマンの野々村芳和氏(49)が初めて参加した。

コロナ禍でもリーグ戦が行えるのはこの会議の積み重ねの成果だと話し、続けて新たな段階についても言及した。

「冒頭では、次のフェーズにどう進んでいくのか。要は応援のスタイルの見直しなんかをこの先、リーグでエビデンスを取るなど含めて、先生方の意見も聞きながら考えていきたいとコメントはさせていただいた」。

現在Jリーグでは声を出したり、ハイタッチなど接触する応援は禁止されており、手拍子などの応援に限られている。「見通しは全く立っていない」としながらも、専門家の意見やデータを元にして、検討を重ねていく方向だ。「こんなエビデンス(根拠)があったらいいんじゃないかということを勉強させてもらいながら、早くそうなるようにしたいというのが現状です」と話した。

この会議の座長である、東北医科薬科大・賀来満夫特任教授も「マスクを着けて対応した時、どれぐらい防げるのか。エビデンスが少しずつ出てきている。そういうことを参考にしながら、より声を出せていける体制にもっていければと思っている」と、明確な根拠を前提として前向きな考えを示した。