韓国1部の蔚山現代(ウルサンヒョンデ)から完全移籍で加入したFWオ・セフン(23)が23日、静岡市内でチーム全体練習に合流した。コンディションを考慮して部分合流となったが、新天地での新たな1歩を踏み出した。練習後には、オンラインでの加入会見に出席。「不安もあったけど、本当に温かく迎えてくれた。今は『このチームのためにやらなきゃ』という思いでいっぱい」と、表情を引き締めた。

193センチの長身ストライカーは、年代別韓国代表の常連。昨季は韓国1部リーグでの19試合7得点に加え、アジア・チャンピオンズリーグでも9試合3得点を記録するなど、経験も豊富だ。高校2年時に韓国U-18代表の一員として初来日。「技術の高さを目の当たりにした。自分をもっと伸ばせる」と、成長を求めて初の海外移籍とJリーグ挑戦を決めた。

清水では過去に、アン・ジョンファン(46)やチョ・ジェジン(40)ら韓国人FWが活躍。セフンは「これからは『オ・セフン』だと思ってもらえるように活躍していきたい」と力を込めた。既に、選手登録は完了。早期デビューに向け、急ピッチで調整する。【前田和哉】

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◆オ・セフン 1999年(平11)1月15日、韓国生まれ。2018年から蔚山現代でプロキャリアをスタート。忠南牙山、金泉尚武への期限付き移籍を経て21年に復帰。今季から清水に完全移籍で加入した。代表歴はU-17~20、22、23韓国代表。韓国1部通算35試合11得点。193センチ、85キロ。左利き。