ガンバ大阪片野坂知宏監督(50)は25日、前夜にワールドカップ(W杯)本大会出場を決めた日本代表森保一監督(53)に改めて敬意の念を示した。

「(前夜はオーストラリア戦を)見ながら叫びました。よかったなと。難しいミッションの中でたくさんのご苦労があったと思う。その中で結果を出すのは、さすが森保さん」

現役時代はサンフレッチェ広島の前身マツダ時代からの先輩、後輩の関係で、Jリーグ元年の93年以後は森保監督がボランチ、片野坂監督が左サイドバックで主力を務めた。94年第1ステージはともに初制覇に貢献。指導者としても12年から2年間、広島森保監督の下でコーチも務めていた。

「決してぶれない。ネガティブなことがまったくない。(何かあっても)誰の責任にもしない。常にしんを持った中でマネジメントしていた」と片野坂監督。1つの理想とする指導者像でもあったようだ。

「(W杯出場で)選手もチャンスができた。11、12月に向けて、モチベーションアップにもつながる」と最終メンバー入り争いが、Jリーグにも好影響を与えると確信していた。