湘南ベルマーレが逆転負けを喫し、最下位脱出とはならなかった。

前半8分の左CKを頭で合わせたDF大岩の今季初得点でリードして折り返した。その後、再三のピンチにもコンパクトな陣形からアグレッシブな守備を続け、日本代表GK谷が体を張ってセーブ。初勝利に期待がかかった。

しかし、後半4分に不運なオウンゴールで同点。終了間際にはPKを献上し、MF阿部に決められて逆転。手にしていたはずの貴重な勝ち点がこぼれおちた。

山口監督は「選手は非常にファイトして良い形で点も取れたが。後半立ち上がり気をつけていながらやられた。甘さが出たなという試合だった」と振り返った。それでも「戦うところや守備で連動していくところは前節よりもできた」と手応えを口にした。

次戦は10日にホームでジュビロ磐田を迎え撃つ。攻撃の精度を上げて打開を図ると語った指揮官は「勝てる準備をして、勝つために修正していきたい」と話していた。