H組の横浜F・マリノスがホアンアイン・ザライ(ベトナム)に2-1で勝利した。セットプレーからFWレオ・セアラ(27)が2得点。終盤は押し込まれる時間帯もあったが逃げ切った。F組の浦和は、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)に4-1で勝利。FWキャスパー・ユンカー(28)の先制ゴールを皮切りに圧倒的な攻撃力を見せた。

   ◇   ◇   ◇

レオ・セアラが技ありゴールでチームを波に乗せた。前半19分に先制点。DF永戸からの右CKでニアサイドに走り込むと、意表を突くように右足のかかとで合わせ、ゴール右へ流し込んだ。「相手どうこうよりも自分たちがやるべきことをやる」と話したマスカット監督の言葉どおり、持ち前の攻撃サッカーで相手の出ばなをくじいた。

コロナ禍で1次リーグは集中開催となったが、ホアンアイン・ザライはH組の開催地ベトナムのクラブ。高温多湿の気候にも慣れ、スタジアムには多くのサポーターが詰めかけて実質アウェー状態だった。レオ・セアラの2得点後に1点を返されたあとの後半はあわや失点という場面もあったが、なんとかしのいだ。

「とにかく全部勝つつもりできている」と水沼はチームの思いを代弁。苦しみながらも貴重な勝ち点3を手にした。