J2いわてグルージャ盛岡は、大分トリニータに1-2と敗れ3連敗。ホーム初勝利はまたしてもお預けとなった。

岩手は縦に速いカウンター攻撃でチャンスを創出。前半14分にはFWブレンネルがヘディングシュートを放つもGK正面。同22分のMF中村太亮のシュートは枠外とチャンスをものにできず。すると同27分、大分MF野村直輝にゴール中央からキックフェイントでDF3人がかわされ、先制ゴールを許してしまう。さらに後半9分、大分MF下田北斗にFKを決められ、0-2。ここまで9試合6得点と得点力不足に泣いてきただけに、早くも劣勢な展開となった。

しかし、後半26分、MFビスマルクのクロスに飛び込んだMF色摩雄貴の右足ダイレクトボレーがさく裂し1-2。その後、岩手はサイド攻撃を中心に猛攻。後半42分、DF深川大輔のシュートがクロスバーにはじかれる惜しい場面もあったが、そのまま試合終了。色摩は「チームの勝ちに結びつくゴールになっていないので、さらに決められるようにしたい」と前を向いた。だが、ホーム4戦2分け2敗となり、集まった1300人あまりのサポーターにこの日も勝利を届けることはできなかった。

試合後、秋田豊監督は「今日はカウンターというイメージ通りの攻撃ができていたが、最後のシュートに持ち込むところが反省点。昨季J1のチームにあれぐらいの戦いができるというのは選手の自信になった」と振り返った。次節は20日アウェーで徳島と対戦する。