サンフレッチェ広島はクラブ創立30周年事業の一環として、クラブのレジェンドOBとして日本代表森保一監督(53)をゲストとして招いた。

試合前の場内には、森保監督の広島での現役時代の映像が流れ、同監督はピッチ近くのマイクの前で観客にあいさつした。

クラブ創立30周年を祝った上で、「私は18歳の時、(長崎日大)高校を卒業して広島に来ました。マツダ、広島で選手、指導者をさせていただき、すばらしい充実の時間を過ごさせていただいた。みなさんに背中を押していただき、いつも充実した時間を過ごせた。本当に応援ありがとうございました」と感謝。

その上で、11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて「これから本番が始まる。今度は日本歴代最高のベスト8以上の記録をつかみとるべく、チーム一丸となって頑張ってまいりたい。どうぞ、引き続き応援よろしくお願いいたします」と、約3分のスピーチを締めくくった。

現在は東京都内を拠点に生活する森保監督は、この日午前中に広島へ移動したという。

森保監督はクラブの前身マツダ時代から、途中で京都サンガに期限付き移籍した1年間をのぞき、01年まで広島に選手(MF)として在籍。12年から17年途中までの計5年半で、監督として広島を計3度のJ1優勝に導いた。