セレッソ大阪は11日、元韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)が、脳振とう及び左肩鎖関節脱臼の診断を受けたと発表した。

全治は発表せず、クラブ側は、脳振とうに関して「段階的プログラムを組んで通常の競技参加を目指す」としている。

同プログラムを経て、最短の練習合流は13日の可能性があるものの、14日のJ1リーグ名古屋グランパス戦(豊田ス)への出場は難しいとみられ、21日のJ1ガンバ大阪戦(ヨドコウ)が復帰の目安となりそうだ。

同選手は、6日のJ1ジュビロ磐田戦で相手と激しく接触し、左肩や顔や頭部などをピッチに強打。脳振とうの疑いで途中交代していた。

キム・ジンヒョンはこの日、大阪市内で行われた公開練習に負傷後、初めて姿を現した。脳振とうからの段階的復帰プログラムをこなしている最中で、ウオーキングで体をほぐした。脱臼の左肩の痛みはほぼないといい、深刻な状態ではなさそうだ。

取材に応じた守護神は「ピッチに落ちた時、あごへの衝撃があり、試合途中で記憶が飛んでしまった。日曜日(8日)まで頭痛があった」と説明。

このアクシデントで歴代3位だったJ1連続試合フルタイム出場が、181試合で止まった。

本人は「記録よりは、長く人生を過ごしたい。記録はうれしいことで、もったいないが、次を目指していけばいい」と、気丈にコメントした。