新潟医療福祉大サッカー部のMFオナイウ情滋とFW小森飛絢(ともに4年)が全日本大学選抜に選出され、25日に開催される大学日韓定期戦(神奈川・平塚)に出場する。スピードを生かしたドリブル突破とクロスが武器のオナイウは「自分の特長を出して決定機に関わり、チームに貢献したい」と勝利貢献を誓う。

新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた大学日韓定期戦は3年ぶりの開催。2人にとって国外チームとの対戦は1年時に、U-19全日本大学選抜のメンバーとして出場したアジア大学トーナメント(19年9月)以来となる。オナイウは「(当時)決勝の韓国戦は4-1で勝ったが、いいプレーが全くできずに悔しさしか残らなかった。あの時から、どれだけ自分が成長しているのかを示す場でもある」と気合十分だ。

追加招集となった小森はシャドーやトップ下から得点を量産する点取り屋。昨年の北信越大学1部リーグでは歴代最多となる31ゴールを奪い、2年連続でリーグ得点王に輝いた。今月1日の天皇杯2回戦J1鹿島戦(1-2)ではオナイウの右クロスから1ゴールを決めた。「プロのうまさや強さを感じたが、得点を取れたことは1つ自信につながる」。

プロで活躍することが2人の目標。20日から始まった同選抜のトレーニングキャンプは自らの存在価値をJスカウトにアピールする場にもなる。2人は「自分たちにとって大切な一戦。大学の名前、そして自分の名を広めたい」と声を合わせた。