ジュビロ磐田は6試合ぶりの白星を挙げ、最下位を脱出した。0-0で迎えた後半32分、ゴール前のこぼれ球をMF金子翔太(27)が右足で押し込み、先制点。今季リーグ戦初ゴールを挙げた。チームとしても、5試合ぶりの得点で守備も無失点。約2週間ぶりのリーグ再開戦で、今季初の完封勝利を飾った。順位も暫定16位に上がった。

磐田の伊藤彰監督(49) チームとして相手の背後を狙う動きと、前線からのアグレッシブな守備ができていた。リーグ戦の中断期間では、守備をメインにやってきた。しっかりと中央を締めながら、前からも積極的にいく。今日はそこを出せたと思う。7月はずっと勝てていなかったので、この勝ち点3をサポーターと喜び合えたことが、何よりもうれしい。

決勝点を挙げたMF金子 2トップの一角に入ったので、ゴール前に入っていくプレーを意識した。ずっと勝てていなかったので、絶対に勝たなければいけないという気持ちだった。1点しか取れなかったけれど、チャンスも多くつくれていた。そこは継続してやっていきたい。今日のような試合をベースにやっていけば、よりよいチームになっていくと思う。

加入後初出場となったDF松原后(25) いきなりベンチ入りするとは思っていなかった。自分が出た最初の試合で勝てたことは、すごく大きい。ただ、コンディションはまだまだ。試合を重ねながら上げていきたい。今日の勝利で、何かが決まったわけではない。慢心せずに、もっとアグレッシブに戦っていきたい。