セレッソ大阪は10日、下部組織出身のプロ1年目MF岡沢昂星(18)が、ブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノへ期限付き移籍すると正式発表した。期間は12月15日まで。本人は7月下旬に現地入りしており、この日までに契約を結んだ。

今季ユース(U-18)から昇格した岡沢は、165センチ、60キロの運動量豊富なボランチ。新人ながら、ここまでJ1リーグ戦のベンチ入りは6試合。リーグ戦では出番はなかったが、トップチームの公式戦デビューとなったルヴァン杯で初ゴールを決めるなど3試合1得点と活躍した。天皇杯でもベスト8進出に貢献していた。

サンパウロ州にある1928年創立のブラガンチーノは、かつてセルジオ越後らが在籍した歴史ある古豪クラブ。19年に飲料メーカー「レッドブル」が経営していたクラブと合併し、20年から1部に昇格。今年7月からはC大阪のメインスポンサー・ヤンマーも出資している。

岡沢はクラブを通じて「アカデミーから育ててもらった大好きなチームを離れるのは寂しいですが、大きくなって帰って来られるように頑張るので応援よろしくお願いします。C大阪が(今季)3冠を取れるように応援しています」などとコメントした。

◆岡沢昂星(おかざわ・こうせい)2003年(平15)10月22日、大阪府生まれ。C大阪ジュニアユースからユースに昇格し、20年の高2時はJ3に30試合出場。22年にプロ契約し、トップチームでの公式戦デビューとなった3月26日ルヴァン杯1次リーグ大分戦で先発して初ゴールを記録。165センチ、60キロ。