先制点を奪った町田ゼルビアが主導権を譲らず、大宮アルディージャに快勝した。

前半27分、DF奥山政幸(29)が右サイドからクロスをゴール前に送るとFWドゥドゥ(32)が右足で押し込んだ。ボールは左ポストに当たって先制ゴールとなった。試合終了間際の後半48分にも途中出場のFW鄭大世(38)がヘディングでゴール右に決め突き放した。

相手の大宮は順位こそ下位だが、前々節に首位の横浜FC、前節に3位の仙台にいずれも3-2で勝利し調子を上げてきていた。町田のランコ・ポポヴィッチ監督(55)は「前の2試合で3点ずつ取った相手に対して無失点で追われたのはポジティブなこと」と振り返った。9試合ぶりの連勝。「もう少し落ち着いていれば良かった」と次節の横浜FC戦へ、引き締めることも忘れなかった。