サンフレッチェ広島の大卒ルーキーFW満田誠(23)が、チームの新人リーグ最多ゴール記録を塗り替える8ゴール目を決めた。同記録タイだった6得点で試合を迎え、この日2ゴールをマーク。「自分の結果が出ているのは、自分の実力だけじゃない。チームメートのサポートがあってのこの結果だと思うので、本当にこのチームにいられることを感謝したい」と喜んだ。

流通経大出身の満田は2点リードで迎えた後半26分に相手のパスミスから3点目のゴールを決めると、同38分にはゴール正面左の位置から、技ありのフリーキックを直接決めた。「前半から同じ位置でフリーキックがあったが、相手GKが前に出てくるのはポジショニングで分かっていたので、1回狙ってみようかなと。それがうまくいったので良かった」。

チームは現在リーグ3位。今月5日には天皇杯準決勝・京都サンガ戦、22日にはルヴァンカップ決勝・セレッソ大阪戦と、タイトルのかかる試合が控える。「次勝てば1歩タイトルに前進できる」。ルーキーの躍動が大きな推進力になりそうだ。