J1首位の横浜F・マリノスが、3年ぶりの優勝へ大きな援軍を得た。8日、本拠地の日産スタジアムにG大阪を迎える。勝ち点62で、2位の川崎Fとは8差。G大阪に勝ち、同時刻の2位川崎Fが引き分け以下なら、3試合を残して優勝が決まる。そんな中、チケットの売れ行きも好調。今季のホーム最多となる4万人超の来場者が見込まれている。

今季の最多動員は7月30日の第23節・鹿島戦の3万1599人で、この時も日産スタジアムだった。同会場は今季10連勝を飾るなどホーム戦にはめっぽう強く14戦11勝3分け無敗。逆にアウェーは16戦で7勝5分け4敗だけに、ホームサポーターの後押しがいかに大きいかが示されている。

コロナ感染症対策で声出し応援はできないが、MF水沼は「手拍子も力強い後押しになると選手も分かっている。一緒に戦ってほしい。ホームのアドバンテージはものすごい」。MF喜田主将は「ここまでしびれる戦いもあった。その緊張感もかけがえのない時間だった。信じたものを貫いて今がある」と掲げる攻撃サッカーを完遂する決意だ。

詰めかける大勢のサポーターの応援を力にし、一緒に歓喜の美酒に酔う構えだ。【岡崎悠利】