北信越大学サッカーリーグ1部6連覇を達成した新潟医療福祉大のFW小森飛絢(ひいろ)とMFオナイウ情滋(じょうじ、ともに4年)のJリーグ加入内定選手の合同会見が2日、同大で行われた。

来季J2千葉に加入する小森は万能型の点取り屋。今季同リーグ戦で15得点で3年連続得点王に輝いた。9月には千葉の特別指定選手として2試合に出場。「チームが苦しい状況でもゴールを決めるストライカーになりたい。Jでも得点王を目指す」と決意を口にする。

J2仙台に加入するオナイウは50メートル走5秒台のスピードを生かした突破と高精度キックが武器のサイドアタッカー。7月には仙台の特別指定選手として1試合に出場した。「プロ1年目からコンスタントに出場して勝利に貢献したい」。

6月のJ1鹿島との天皇杯2回戦(1-2)ではオナイウの右クロスを小森が頭で合わせてゴールを奪うなど2人のホットラインでプロを苦しませた。次のステージではライバルになる小森に、オナイウは「バチバチいきたい」と笑顔で挑戦状をたたきつけた。

この日早朝、W杯で日本がスペインを2-1で破り、16強進出を決めた。全日本大学選抜として国際大会経験がある2人は「4年後のW杯を狙っていく」と声をそろえ、将来、日本代表でもホットラインを形成することを目標に掲げた。【小林忠】