Jリーグは9日、今季のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に「オフサイドラインの3D化」と「VARdict(バーディクト)」を導入すると発表した。

「オフサイドラインの3D化」は、VARが見るオフサイドラインを「2D(2次元)」から「3D(3次元)」に変えたもの。立体的に選手の位置を把握できるようになることで、判定の精度向上につながる。

「VARdict(バーディクト)」は専用のタブレットを通じて、チェックしている事象をスタジアム内の大型映像装置、インターネット中継やテレビ放送に自動連係できるシステム。すでに主要国際大会や海外リーグなどで導入されており「ゴール確認中」「PK確認中」「人ちがい確認中」など、レフェリーが確認している事象が文字でビジョンに映し出される。

J1クラブすべてのスタジアムで導入されるが、自動連係するためには専用回線が必要。今季はスタジアムによって「自動連係」と「アナログ運用」の2通りで運用され、映し出される情報の種類などが異なる。「自動連係」では133パターンの表示が可能となっている。