高校サッカー界の名将、黒田剛監督(52)のJリーグ初采配で、勝ち点1を手にした。町田ゼルビアがホームで迎えた開幕戦で、ベガルタ仙台に0-0の引き分けとなった。

青森山田で7度の全国制覇を成し遂げた黒田監督が掲げるのは、Jリーグでも変わらず「何でもできるサッカー」。この日はショートカウンターや、青森山大時代にも武器となったロングスローから幾度とチャンスをつくった。この日はゴールこそ奪えなかったが、大きな勝ち点1を手にした。

黒田監督の主な一問一答は以下の通り

-試合を振り返って

今日は、キャンプから落とし込んできた、まず守備をしっかりとして、カウンター、クロスから点を取る形をどれくらい出せるか、選手たちに促しながらやった。サイドから結構チャンスを作れたと思いますが、決定的なチャンスが4、5本とあったなかで、枠を捉えられなかった。今週1週間やらないといけない課題が見えたかなと思います。

-どんな思いでこの試合を迎えた

自分自身初めてだったので、どんなもんなのかという部分もありましたし、高校サッカーでずっとやってきましたので、国立、埼スタの雰囲気とどれだけ違うか比較しようと思っていた。

やはりちょっと(高校サッカー)選手権とは相当違う。選手権もお客さんは4、5万はいるが、ファン、サポーターの重み、熱がひしひしと伝わってくる、これがプロの世界なんだなと改めて感じた部分です。 そういう舞台に慣れてないわけでないので、緊張することなく自然体で今日迎えられました。

-青森山田でも武器になったロングスローを何度か使った

そうですね、武器の1つではあるということ。そんなに多くはなかったですけど、やはりプロは身長が高いですし、なかなかうまくいかないが、投げるポイント含めもう少し工夫したい。点数を取りたい時は我々の武器の1つとして活用することはサッカーでは重要なことなので、何回かトレーニングして臨みました。

-今日の試合は何点

引き分けなので、50点としといた方が良いかなと思う。失点0で行けたのは我々のゲームプランの1つ。そこは評価したい。

-青森山田時代はジャージーだったが、今日はTシャツにジャケット姿

高校の時とは少し変えようかなと思っただけなので、あまり深い意味はないです(笑い)。

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